>>CAUTION!!
※「Kreis M」のじゅんさまに宛てたメールから生まれたコラボレーション
『たまひよ日記』はパラレル
です。
あくまでギャグではありますが、
孕み陛下なんてとんでもない!
と、思われる方は今すぐバックなさって下さいませ。
もしもどんなもんかな、と興味が沸いてしまった方。
そんな勇者様は試しに以下のSSをご覧になってみて下さい。
この話を元に、mariとじゅんさまが交互にお題を担当しております。
なお、出来心で生まれてしまったネタなので両サイト共苦情は受け付けておりません。ご了承下さい・・・!
以下、mari→じゅんさまに宛てたメールを編集・掲載。
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過保護な旦那にキレかける新妻(16)の図(歌マ挿絵より)
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「妊娠2ヶ月・・・?」
「おめでとうございます、陛下」
体調が良くない、というユーリをコンラッドがギーゼラのもとに連れてきてから約15分。
告げられた病名は俗にいう「オメデタ」というものだった。
「え、ユーリが?・・・ということは、父親は、」
「・・・あんた以外、他に誰がいるんだよ・・・」
「それは疑ってないけど、本当に・・・子供が?」
「ギーゼラがそう言ってんだから、そうなんだろ」
「ええ。間違いなく御懐妊ですよ。」
終始にこやかなギーゼラと、何だかとてつもなく不本意そうなユーリを見比べ、コンラッドは常より回転の鈍った頭を賢明に働かせようとする。
そして、ようやく脳に伝達された単語は「妊娠」「子供」「2ヶ月」「父親」という何とも端的な単語ばかりで。
「ユーリ・・・!」
「ちょっ、公衆の面前で抱きつくなって!コンラッド!!」
「ああ、信じられない。女の子かな、男の子かな。そうだ、名前は何にしようか」
「・・・舞い上がりすぎだってコンラッド。まだ2ヶ月だから。オイ、ちょっと聞いてる?」
ユーリは自分の身に起こった異変よりも目の前の名付け親のこれ以上ない、というくらいの浮かれように困惑していた。
山ほどある疑問は最早遠い地球よりも彼方に追いやってしまった。
そうでなければ、今もこれからもやっていけないだろう。
ユーリは少し賢明になった自分を悲しく思いながら、よしよしとコンラッドの背中を撫でた。
「コンラート閣下、そのように乱暴にされたらお子様も驚いてしまいます」
「ああ、そうだった。有難うギーゼラ」
「今が一番大事な時期ですから、母体共々大事になさって下さいね。」
「や。ちょっと待って。それはコンラッドより俺に言うべき台詞なんじゃ」
「そうだな・・・城の階段を全部無くして、バリアフリーにしなくては。ユーリが転んだら大変だから。それに、食事のメニューも・・・」
「だからあんたは人の話を、」
「ユーリ。」
がしっと肩を掴まれ、真摯な光を宿した目がユーリを捉える。
その真剣な眼差しに一瞬息を呑んだユーリに、一呼吸置いてからコンラッドは至極幸せな微笑みを浮かべた。
「―――元気な子を、産んでくださいね」
(・・・そんなできちゃったパラレルです;;;;;)
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